グルメ激戦区を勝ち抜く! 町中華の名店

丁寧な仕事が伝わるキレイな料理

1,000円以内で大満足の一皿を味わえる

会社員から観光客まで様々な人々が行き交い、いつも賑わいを見せる人形町。

昔ながらの活気ある店が軒を連ね、多くの人が歩いていてもどこか落ち着きを感じる場所だ。

昼時に差し掛かる頃合いに通ったので、どこかで昼食を済ませようと考えたが、

この辺りはめぼしい店が多く、どこで何を食べようか決めかねていた。

しばらくいくつかの候補を考えながらぶらついていると、

あづま軒」―—と書かれた赤いのれんがパッと目についた。

――困ったときの町中華

そんな自分の傾向に従うことにして、ここに決めた。

腹が減っていたため、考えることを放棄したに過ぎない。

その通り、確かにその通りだ。

ただし、自信があったのだ。

直感でこの店は当たりだという自信が湧いてしまったのだ。

お店の雰囲気

人形町の駅から徒歩2分ほどの場所にある町中華のお店

キャッチーなお店のロゴ、清潔感あるのれん、見やすくまとまったメニュー表

ひとつひとつから丁寧な仕事を感じ、名店の期待が高まる

のれんの清潔感。

シンプルだがキャッチーな店のロゴ。

簡潔にまとまったメニュー。

それらのビジュアルが目に入った時に一瞬で期待が高まった。

扉の横にある「お料理提供まで少々お時間掛かります」の張り紙が、期待を確信へと向かわせる。

中に入ると店内は満席で店員の方に少しお待ちくださいと促された。

11時45分に入ったので、開店が11時30分と考えるとすぐに満席になっていたのだろう。

ほどなくして席が空いたので改めて入店。ホールの女将さんが優しい笑顔で水を差しだしてくれた。

店内は予想通り清潔で、働く人の雰囲気もいい。

もう間違いない、ここは当たりだ。

メニュー

王道のメニューが並ぶが、「たけのこそば」や「エビそば」といった気になる料理もあった。

しかしどれも旨そうで全く選べない

こういう時はあれこれ考えず、いち早く目についたものにする覚悟が必要だ。

どれ選んでも旨いと割り切って、とっとと注文を終える方がいい。

その方が良い精神状態で料理と向き合える。

キンキンに冷えていて最高。 グラスもきれい。

こういう所も手を抜かない配慮がすばらしい。 いい店は水でわかる

料理紹介・レビュー

ちゃんぽん

  • あんかけの具がかかっているタイプ
  • つるつるのキレイな細麺
  • 具材の火入れ、食感が抜群
  • 950円

旨い最初から最後までずっと旨い。

麺はキレイな細麺で、つるりとした舌触りがたまらない。

スープはシンプルな醬油ベースで食欲をそそる香りが印象的だ。

余計なことは一切しない。誤魔化し無しのまっすぐな美味しさ。

そんな中、一番驚いたのが具材の食感

具材ごとの火入れがちょうどよく、どれもベストな仕上がりだった。

白菜はシャキシャキしていて、人参やもやしの食感もそれぞれがベストの状態をしている。

肉の柔らかくも歯応えある仕上がりからは、大雑把に炒めては成しえない仕事を感じる。

素材ごとに最高の調理を意識しているのがわかる。

これは箸が止まらない。

気取らない町中華でありながら、看板から感じた気品が料理にも表れている。

あっという間に完食。

ごちそうさまでした。

時間をかけて作って下さりありがとうございます。とはいえ提供まで10分も掛かっていない

味、接客、雰囲気のどれもが最高

ランチ時の忙しい時間なのに、女将さんが「ゆっくりで大丈夫ですよ」と声をかけて下さったのが印象的だった。

また必ず行きます。

営業時間・アクセス

店名 あづま軒
住所 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2丁目3−8
営業時間 11:30~15:00(L.O.14:00)
18:00~22:00(L.O21:00)
定休日 土曜日、日曜日
※2024年時点

地図

東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町駅」A2出口より徒歩2分

東京メトロ半蔵門線「水天宮駅」7番出口より徒歩2分

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