柔らかくて味が深いチャーシューを思う存分喰らう!

サービス精神がすごい! 絶品チャーシューがスープを覆う

辛さを選べる激辛ラーメン! 二種類の肉が味わえる♪

夕方の5時を過ぎたあたり、昼食をきちんと取れなかったためすっかり腹を空かしてしまった時のことだった。

用事を終えて大塚駅の近くにいたので、この辺りで早めの夕食を取れる店を探していると、ふと気になっていた店が思い浮かんだ。

大塚駅北口から少し離れた所にある、落ち着いた雰囲気の街並みに佇むラーメン屋である。

何度か通りかかったことがあるけれど、昔ながらの質素な店構えに委縮して入るのを躊躇していた店だ。

どこかノスタルジックで寂しげなオーラを感じさせながらも、覚悟がなければ入ってくるなと言われているようだーー。

などと、勝手に敷居を高くしていた印象的な店だった。

時間を調べたら夕方の営業は5時からとなっていたので、唐突に決意が固まる。

――気取らない飯が喰いたい。

空腹により掻き立たされたそんな気分に背中を押され、勝負の飯に赴いた。

お店の雰囲気

大塚駅から徒歩3分ほどの場所にあるチャーシュー麺のお店

時代を感じさせる渋い店舗テントは硬派な店構えを印象付ける

しょっちゅう店の前に自転車が止まっていて、地元に根差した人気を思わせる

店に入るとすでに先客が何人かいた。

早い時間なのにもうお客が入っているのか、と感心している暇もない。

こういう気取らない店では注文に時間を掛けないのがマナーだろう。

お店は飯を出し、お客は飯を喰う。それだけの関係だ。

メニューは実にシンプルだった。

ラーメン、チャーシュー麵、激辛ラーメン、激辛チャーシュー麵の4つ。それぞれ並、中、大のサイズがある。あとはトッピングが選べたりするが、それも数は絞られている。

いいじゃないか。必要なものだけが並べられた券売機を見てほっとした。

今日はこういう気分なんだ。今の俺は選ぶ手間が煩わしいくらいに腹が減っている。

考える間もなく、「激辛ラーメン」を押した。その日のど真ん中はこれだったのだろう。

席に着くと「中辛」と伝えて料理を待った。カウンターからは手際よく仕事をする料理人の姿が見える。

こういう時間、なんか好きだ。

ちなみにお店の方は寡黙ながらとても親切でした。リュックを膝に抱えていたら「後ろにおいて大丈夫ですよ」と場所を作ってくれたりして助かりました。

店内も落ち着いた雰囲気なので、周りを気にせず食事に集中できた。

メニュー

 

セルフサービス。 ちょうどいい冷たさをキープ。

料理紹介・レビュー

激辛チャーシュー麺(並)

  • スープを覆うほどに敷き詰められたチャーシューのボリューム! ※卵が下にもぐってます
  • 多いように思うが食べ進めるとちょうどいい量に感じる
  • ホロホロと裂けるチャーシューと絡まって抜群の一体感
  • 980円

激辛ラーメン(並)

  • 辛みのあるタレが絡んだひき肉が旨味とともに辛さを広げる
  • 食べ進めるうちに徐々に辛みが存在感を出してくる
  • 普通の店ならトッピングで盛られる量のチャーシューがあって大満足♪
  • 780円

旨かっただけでなく、食べている間は心地いい気持ちになった。

ベースとなるラーメンは動物系のスープに塩味が効いたシンプルな味付けだったが、期待を裏切らない満足感がある。

頭の中にある「シンプルなラーメン食べたい」を叶えてくれる。中華そばではなく「ラーメン」です。

麵は程よい硬さをしていて存在感があり、食べ応えを生んでいる。

上に乗るチャーシューはホロホロとしていて繊維がスッと切れる驚きのやわらかさ。それでいて肉の噛み応えもある。

故に麵との絡みは、味・食感ともに抜群だ。

噛むほどに肉を通ったスープが口に広がり箸が進む。

激辛を担うひき肉は、チャーシューとは違った肉の旨味を含んで全体に深みを出している。

辛味は食べ進めるほどに後から増してくる本格派だった。食べにくさを感じる刺激ではなく後を引く美味しい辛さ

営業時間・アクセス

店名 北大塚ラーメン
住所 〒170-0004 東京都豊島区北大塚1丁目14−1
営業時間 11:00 – 14:00
17:00 – 22:00
定休日 日曜日、祝日
※2024年時点

地図

都電荒川線「大塚駅前」駅より徒歩3分

JR山手線「大塚」駅より徒歩4分

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