「好き」って気持ちを言葉に表すにはどうすればいい?

「好き」って感じた瞬間の「色や形、香り、音」を書き出してみる

学べるポイント

\ こんな人におすすめ! /

  • 推し活をしていて好きなことを語りたいのに言葉が出てこなくてモヤモヤしている人に!
  • 他人の言葉を気にして自分の気持ちを言葉にしにくい人にグッと刺さる!
  • SNS等で何かを発信したい人にピッタリの指南書!

どんな本?

書名

『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』

著者

三宅香帆

発行

ディスカヴァー・トゥエンティワン

ジャケ買いのための表紙鑑賞(“Amazonより画像引用”)

  • ドット柄の背景が手に取りやすくカワイらしい印象
  • 4コマイラストの視線誘導でタイトルをイメージしやすい
  • 「推し→やばいしかでない」という共感メッセージを強調
  • フォントがポップでポスターのコピーっぽいデザイン
価格1,600円+税 【お手頃価格
ページ数252 ページ  【読了目安:150分
(話し言葉のような軽い文体で読みやすい)

本の構成

目次

目次 (一部省略。☆印は筆者加筆)
  • はじめに
  • 第1章 推しを語ることは、自分の人生を語ること
  •     技術さえ理解すれば誰でも推しを語れる
  •     感想は「自分だけの感情」が一番大切
  •     文章に必要なのは「工夫しようとする志」
  •     読解力ではなく妄想力が必要!
  • ☆好きを語るために最も必要なものは「感情」そのもの!
  • 第2章 推しを語る前の準備
  •     なんのために「推し」を言語化するの?
  •     スマホ時代の推し語り講座
  •     言語化とは、細分化のこと
  •     感情の言語化には、パターンがある
  •     悪口の言語化は、案外難しい
  •     メモは孤独に自由にとるのが一番楽しい
  • ☆感情が生まれるパターンを知れば、気持ちを言葉にしやすい!
  • 第3章 推しの素晴らしさをしゃべる
  •     相手との情報格差を埋める
  •     注釈をつけて語ろう!
  •     音声発信メディアで推しを語るコツ
  • ☆推しを語る前には誰に向けてどう語るかの作戦が大切! 
  • 第4章 推しの素晴らしさをSNSで発信する
  •     みんなの空気から自分の言葉を守る
  •     他人の言葉は自分に伝染させない
  •     推しを語りながら、自分を語る
  • ☆自分だけに向けてメモをする。それがオリジナリティの原石になる
  • 第5章 推しの素晴らしさを文章に書く
  •     伝えたいことが伝わるのが、うまい文章だ
  •     一番重要で、一番難しい「書きだし」
  •     いったん最後までラフに書き終えよう!
  •     書けなくなったときにやること
  •     書き終わったら修正するクセをつける
  • ☆感情を文章にするためのポイントは「書き出し
  • ☆「書き出し」にはいくつかの便利な「型」がある
  • 第6章 推しの素晴らしさを書いた例文を読む
  •     プロの推し語り文を参考にしよう!
  •     「お手本」の真似は、上達への近道
  • おまけ 推しの素晴らしさを語るためのQ&A
  •     困ったときに読んでほしいQ&A
  •      自分が推しを紹介しても、ほかの人に響いている気がしません
  •      SNSでほかの人のツイートをRTするだけになってしまいます
  •      オタク口調を脱したいです!
  •      他人の発信にイラっとしてしまいます
  •      「とにかく好き」しかでてきません!
  •      他人と感想が全然違うとき、まったく同じとき、どちらも不安になります
  • あとがき

読書のポイント

STEP1
何かを伝えるには準備が大事!

 1.自分の伝えたいことを相手がどのくらい知っているかを考えてみる(情報への量)
 2.相手がどれくらい興味があるかを考えてみる(情報への質)

STEP2
好きを語るときのマインドを知る!

 1.他人の言葉を見るのは書き終えてからにする
 2.話は伝わらないのが普通のスタンスをとる

STEP3
好きな所を細かくして語ってみる!

 1.頭に浮かぶ好きな瞬間を言葉にしてみる
 2.「色や形、音、香り」のように自分が触れたものをそのまま書いてみる


例)「このアニメのアクション(好きの対象)が鳥肌立つほど迫力(感情)あった。よくみると輪郭線(好きを感じた瞬間の見た目)が他のシーンより太くなっていて、線自体が動いてみるみたいなんだよ」

読書の効果

はじめは誰かに伝えようとしないで、直感で思いついた言葉を大事にする

思いついた言葉をメモする。上手い文章に書き直さないで思いついたままの言葉をメモ。

1,600円の価値があった文章

「××(要素)が、○○(感情)だったこと、なぜなら△△(原因)だから。」

本書 第五章 p162