- やる気が出なくてスマホやゲームで時間を浪費する癖を直したい
その日にあったポジティブな出来事を思い出して書いてみましょう
学べるポイント
- 時間をダラダラと使ってしまう原因とその対策が学べる
- 漠然とした不安との向き合い方を理解できる
- 幸せな人生を送るには「自分の意思で選択をする」ことが大切と知る
\ こんな人におすすめ! /
どんな本?
- 書名
あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方
- 著者
佐藤 舞(サトマイ)
- 発行
KADOKAWA
ジャケ買いのための表紙鑑賞(“Amazonより画像引用”)
- 「あっ」を強調することで、時間的なインパクトを与える
- 白い背景が赤い文字と帯に侵食されている印象
- 赤色=時間の浪費という構図に見える
- 「科学×哲学」が救済手段として浮かび上がっている
価格 | 1,760円(税込) 【お手頃価格】 |
ページ数 | 312 ページ 【読了目安:150分】 (話し言葉のような軽い文体で読みやすい) |
本の構成
目次
目次 (一部省略。☆印は筆者加筆)
- はじめに
- 第1章 「人生の浪費」の正体を暴く
- 私たちは、自分にとって重要なことがなんなのか分かっていないのではないか
- 私たちの時間を奪っていくものの正体を解明する
- どうすれば本質に向き合うことができるのか
- 後悔しない人生を送るためにすべきこと
- ☆人生を有意義に生きるためには、不安の正体を認識する必要がある
- 第2章 人生の「3つの理(死・孤独・責任)」と向き合う
- 逃げても逃げても、苦痛は追いかけてくる
- 人生の向き合い方と苦痛への処方箋:3つの原則
- コンパスを見つける
- バスの行き先を決める
- ☆誰しもが抱える漠然とした不安は消えないので、向き合い方を知る
- 第3章 自分の「本心」を掘り下げる
- 自分の本心(価値観)をどのように見つければいいのか
- 価値観とは何であって、何でないか
- 自分の価値観を明確にすることの重要性
- 価値観を明確にするワーク
- 第4章 本心に従って行動する
- 価値観に合った目標を設定する
- 目標設定は、「目的」「目標」「手段」の3段階で行う
- あきらめるのではなく、「何ならできるか」と考える
- 「価値観に沿った目標設定」のやり方
- ☆自分の価値観を理解することで他人に振り回されなくなる
- あとがき
読書のポイント
STEP1
消えることのない不安の存在を理解する
1.死や孤独、責任への不安は常に付きまとうと認識する
2.目を背けても逃れることができず、回避しようとすれば却って苦しむ
STEP2
不安を回避する行動をやめる
1.不安に行動を支配されると、本心ではやりたくない行為を強いられる
2.人生の幸福度には自己決定感が大きく影響する
STEP3
自己決定をするには価値観の確立が重要!
1.他人との比較で生まれる欠乏感からは自分の本心が見えない
2.他人に押し付けようとは思わないが、自分がしたいからやる行動がヒントになる
例)電車で座席を譲る → 困っている人を助けることに価値を感じる
読書の効果
①やるべきことを回避してダラダラしてしまう習慣から抜け出す
1,760円の価値があった文章
情報や選択肢が多くなりすぎると、「分析麻痺」が起こり、かえって行動ができなくなります。
本書 第2章 p145
やらない理由をたくさん抱えることになって、回避行動を正当化しやすくなってしまう。
「人はやらない理由を見つける天才」みたいなことを見聞きしたがその通りだと思う。
面倒だと思っていたことでも、やり始めてみたら思っているよりやれるもの。
作業興奮という言葉があるので信憑性はあるはず。
そして、本文でも引用されているザッカーバーグ氏の言葉が胸に響く。
――「完璧を目指すよりまずは終わらせろ」