名物の汁なし担々麺に代表される麻辣の味わいを楽しむ!
炒飯や餃子などの定番料理もおいしいので、辛いのが苦手な方にもおすすめです♪
13時をゆうに過ぎている頃合いに池袋の西口を歩いていた。
賑やかな街並みの中には、昼ご飯を終えて仕事に戻る様子の人も多く見かけられる。
――腹が減った。
まだ昼食を取れていなかったので、
適当な店を物色するものの、今の自分が何腹なのかがわからなかったので、入る店を決めかねていた。
とはいえ昼飯時としては遅い時間帯に差し掛かっていたので、いつまでも悩んでもいられない。
となればあれこれ調べている暇もない。
自分の頭の中から引っ張り出すことにする。
池袋界隈で覚えのある店について記憶を巡らせると、真っ先にある店が浮かぶ。
「汁なし担々麺」か――。
ただ、空きっ腹であの強烈な味に耐えられるだろうか。
少々懸念点はあるが他の店を考える余裕はない。
直感に従ってかつて満足した店に下駄を預けることに決めた。
お店の雰囲気
13時半と遅い時間ながら店内には数組のお客さんが見える。
一人と伝えて空いていたカウンター席に通してもらう。
席についてざっとメニューを眺めると思っていたよりも品数が多いことに気が付く。
今の自分には好都合だ。ここに来た以上辛いものをイメージしてきたが、出来れば適度な麻辣で済ませたかった。
そうして思案しているとメニューの下にある文字が目に留まる。
「麻婆麺」。
いいじゃないか。何とも言えない収まりの良さを感じ、すっきりとした気持ちで注文をお願いする。
幸先よく料理と向き合えそうだ。
箸袋の文字がとても整っていて印象深い。
こういうところに気を掛ける店は信用できる。
メニュー
メニューにも記載されているように、
まずは辛さ控えめがおすすめ。
水
程よい冷え加減。
後になってわかるがこれくらいで丁度いい。
冷たすぎると刺激が強くなる。
料理紹介
麻婆麺 (ランチセット) :麻(マー)にして辣(ラー)の本格四川流!
- まろやかなスープに本格麻婆豆腐の餡が溶け出す♪
- やわらかな細麺がスープを吸って味が良く絡む
- セットの杏仁豆腐がいい箸休めになる♪
- 980円
食べやすい。普通にうまい。
辛さはそこそこにおそらくゴマベースのまろやかさが印象的な味だ。
ほんのり酸味を感じるのはテーブルにも置いてある鎮江香酢だろうか。
黒酢っぽい味わいが食欲をそそり、ズルズルとすすり続ける。
麵が柔らかくて絹豆腐との組み合わせがピッタリの食感だ。
肩透かしを食らった気がしていたが、徐々に味に変化が生まれる。
麻婆の餡がスープに溶けるにつれて明らかに痺れと辛さが増してくる。
そういえば汁なし担々麺の時もそうだった。
最初は前評判ほどの辛さを感じなかったが、次第に山椒が強烈な存在感を見せつけてきたことを思い出す。
口に含む水が舌をさらに痺れさせたものだ。
スープで中和される分その時ほどの痺れはないが、後から深みを増してくる辛さは健在だ。
そして、そんな刺激に負けじと箸を進めさせる旨味もまた変わらない。
絹豆腐、ひき肉、豆鼓にネギ。ひとつひとつの具材がスープにまとめられて味が深まる。
旨い――。刺激はあるが嫌な感じがしない、心地いい痺れと辛さだ。
汁なし担々麺より食べやすい気もする。
初めての人はこれで基準を作ってみてもいいんじゃないだろうか。
麻婆豆腐の味もお試しできるし、麺の感じもわかるので、この店を知るのに最適なメニューな気がする。
この店のスタンダードはむしろ麻婆麺ではないかとさえ思う。
余裕があればスープに半ライスを入れて締めの一杯もおすすめです。
温度が落ち着いたスープに崩れた豆腐がいい感じに混ざる。おじやに近い感覚です。
とはいえ無理は禁物なので、自分のお腹と相談して決めて下さい。
付け合わせのサラダはラー油(?)の辛さがアクセントのさっぱりした味。
個人的にはランチセットに付く杏仁豆腐は口休めにおすすめ。
麻辣の刺激を和らげて口がリフレッシュされる。
麻(痺れ)辣(辛さ)の真髄がここにある!
本格四川料理をリーズナブルな価格で楽しめます♪
その他のおすすめ料理
営業時間・アクセス
店名 | 中国家庭料理 楊 2号店 |
住所 | 〒171-0021 東京都豊島区西池袋3丁目25−5 |
営業時間 | 月~金曜日 11:30~15:00(L.O.14:00)、17:30~23:30 (L.O.22:30) 土曜日、日曜日 11:30~23:30 (L.O.22:30) |
定休日 | 不定休 |
地図
周辺情報
銭湯
平和湯
池袋駅より徒歩6分の好立地にある昔ながらの銭湯。
地下にあるアングラ感が独特の雰囲気を醸し出す隠れ家的なお風呂。
ひとっ風呂浴びてからの四川料理は至高の組み合わせ♪